WiFi 7
@elecom_pr: つい先ほど電波法令改正の官報があり、チャネル幅320MHzまで使えるようになりました。 つまり、Wi-Fi 7のルーターが国内で正式に使用可能になります。来春発売予定、続報を待て。
最大の特徴はMLO(Multi Link Operation)
従来のWi-Fi 6/6Eでは、2.4/5/6GHzの帯域のうち、いずれか1つを選んで接続する方式だったが、Wi-Fi 7では、これら異なる帯域を組み合わせて利用可能になる。
たとえば、6GHzで320MHz幅、5GHz帯で160MHz幅×2系統を利用すれば(クアッドバンドが必要)、実質的に2倍の速度を実現できる。
これは最大速度の向上だけでなく、遅延低減にも効果がある。たとえば、5GHz帯が混雑している場合でも6GHzを使ってデータを通信することで、データを遅延なく届けられる。
この方法は現状の製品レベルでも高い効果を発揮できており、実際の速度テストでも6~7Gbpsという驚異的な通信速度を無線で実現することも可能になっている。
今後Wi-Fi 7では、ハイエンドは320MHz幅もMLOも使える高速モデル、エントリーは320MHz幅もMLOもない言わば「Wi-Fi 6+」のような存在という格差が生まれる可能性が高い。
なので、価格低下を期待して待ったとしても、期待通りの性能のモデルが登場するとは限らず、結局ハイエンドモデルを選んだほうがいいという話になりかねない。
IEEE 802.11be
国内では、2022年9月にWi-Fi 6Eが利用可能になったばかりだが、海外では2020年にWi-Fi 6Eがリリースされており(米国では2020年4月にFCCが6GHz帯の免許不要での使用を承認)、すでに年数が経過している。そのため、ユーザーもメーカーも次のWi-Fi 7へと視点が移りつつある。
日本は2年遅れなのか
標準化は2024年5月も、日本では320MHz幅に関する法令が鍵
日本でWi-Fi 7対応機器(もちろんドラフト)が使えるのは、おそらく2023年末以降になるのではないだろうか。
注目すべきなのは遅延・ジッタの改善だ。
AR/VRへの活用、生産ラインや物流での活用などを本格的に視野に入れるために、そもそも遅延が低く、通信環境や状況によって遅延時間が左右されない安定したネットワークを実現するために
MLO(Multi-Link Operation) 複数の周波数・チャネルを使って通信
5GHz + 6GHzみたいなことができるようになる
Multi-AP(Multi-Access Point)
さらなる高速化と低遅延
デバイス間干渉も少なくなる
4K直交振幅変調(QAM)や320MHz帯域幅、マルチリンク機能を備えており、オンライン通信において低レイテンシーを維持し「極限の」データ速度を提供するとのこと。
主な用途としてはビデオ会議、バーチャルワークスペース、メタバース教育アプリケーション、そしてXRコンテンツ配信などが挙げられています。